ブンブンブン経営分析♪はちが回転しながらそうゆうた、ブンブンブンバイバイリンガール♪
経営分析の数値カテゴリー 4つ
経営分析は本試験では収益性分析、安全性分析、回転率、生産性分析の4つに大別されます。今回の経営分析③では回転率を覚えます。これらの詳しい説明は第13回「経営分析①」のブログをご参照ください。
経営分析③ ~回転率の指標~
回転率は安全性分析の動態的分析にあたります。今まで出てきている指標と異なり、単位が%でなく回となることに気をつけて下さい。
・総資本回転率: 売上高/総資本(回)
・有形固定資産回転率: 売上高/有形固定資産(回)
・棚卸資産回転率: 売上高/棚卸資産(回)
・売上債権回転率: 売上高/(受取手形+売掛金)(回)
・買入債務回転率: 売上高/(支払手形+買掛金)(回)
今回は、すべて太字項目となっているので、上の指標はすべて暗記必須です。
ここに出てきていない指標は本試験で出る可能性が低いので、
無理に覚える必要はありません。
経営分析の基本は「明らかに怪しいものに蜂マーク」です。
たとえば、平成16年の事例Ⅳより回転率の指標を計算すると以下
の表のようになります。
H16 | H21 | 変化値 | 変化率(%) | |
総資本回転率 | 0.92 | 0.81 | -0.11 | -12.24 |
有形固定資産回転率 | 2.98 | 2.51 | -0.47 | -15.82 |
棚卸資産回転率 | 7.95 | 4.43 | -3.52 | -44.25 |
売上債権回転率 | 1.96 | 1.96 | 0.00 | 0.01 |
買入債務回転率 | 6.00 | 6.00 | 0.00 | -0.02 |
この表では蜂マークの変わりを黄色で表していますが、
黄色は変化値あるいは変化率が高いものです。
さて、この表を見てみると変化値、変化率が共に高いのが有形固定資産回転率、棚卸資産回転率で、この2つが解答になる可能性が高いです。
回転率の場合、すべて性質が違うものから一つずつ選んできているので、特に優先度を定めなくてよく、最後の最後で優先度を定めれば問題ありません。
本試験でもこのような手順
① ざっくり計算
② 怪しいのに蜂マーク
③ 最後に蜂マークから最も怪しいものを選ぶ
で行っていくと、正解にたどりつける可能性がぐっと高くなるのではないでしょうか。
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