2009年5月7日木曜日

8回 マズローの欲求段階説

「マズローの欲求段階説」

マグロは生きがよく安全で、食卓に愛を。尊敬するのはジーコだけ


マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものです。これは、「自己実現理論」とも称されています。その5段階とは以下のとおりです。

①生理的欲求 食物、水などの人間の生存にかかわる本能的欲求です。

②安全の欲求: 安全ないし安定した状態を求め、危険を回避したいという欲求です。

③所属と愛の欲求:集団や社会に所属、適合し、そこで他者との愛情や友情を充足したという欲求。社会的欲求とも言います。

④尊厳の欲求:自分が他者より優れていると認識したい、または他者から尊敬されたいという欲求。自尊欲求または自我の欲求とも訳されます。

⑤自己実現の欲求:自分の能力・可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求です。

マズローは低次の欲求が満たされると、段階的に上位の欲求が生まれるといったように人間は常に何かを欲求し続け、それが動機付けとなっていると主張しました。自己実現の欲求については、ある満足が得られてもさらに他の欲求が生じるとしています。高次の欲求を満たすためには、職場の人間関係を良好にするだけでなく、仕事そのものの改善が必要とされます。

また、マズローは自己実現した人の特徴として、客観的で正確な判断、自己受容と他者受容、自然な態度、自発性、自律、心理的自由などを挙げています。優秀な人ほど、欲求の段階はすぐに上がりますが、自己実現を果たし、自己超越の域に達する人は極めて少ないとされています。

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