番組の中で伊集院さんも説明されていたとおり、実務補習は決して気楽なものではありません。猛暑の中、路上での通行量調査や、徹夜での資料づくりなど、厳しい話は枚挙にいとまがありません。しかし、そうした厳しい状況を乗り越えて作り上げた提案だからこそ、クライアントに認めて頂いたときの嬉しさもまた格別です。また、およそ2週間にわたり苦労をともにしてきたメンバーとの強い絆づくりも、実務補習の醍醐味といえるでしょう。
ただし、喜びはより大きく、苦しみは小さくしたいもの。そこで、我々が昨年、実際に体験した経験則から、実務補習を受講する際のコツについて説明したいと思います。
■実務補習の日程は、2-6-3の11日で1クールです!
まず実務補習の日程を確認します。
実務補習は、11日間でワンクール。黄色がグループ作業、白が個々人での作業日です。これを計3クールこなします。
これを見てお分かりのとおり、3日目から8日目までの6日間はメンバー個々人の作業となります。この6日間の効率を高めることができれば精度の高い提案が可能ですし、反対にこの6日間を無駄に使ってしまっては提案が厳しいものにならざるを得ません。そこで、6日間の効率を高める方法が求められます。
※ご注意:ここで述べた話は、07年の体験にもとづいて作成しています。そのため、08年の日程等とは状況が変化している場合が考えられます。したがって、今年受講される方は、必ずご自身で日程等を確認して下さい。
■2日目をどう終えるか?それが成功の分かれ目です!
では、この6日間を有意義なものにするには、なにが必要でしょうか?
「誰が、何を、どこまで」作業するか明確にして2日目を終えること。これが最大のコツです。いわゆる宿題を明確にして個人の作業に入ることを提案します。できれば、作業を一覧表に落とし込む程度にまで明確化しましょう。
このように、理想的なかたちで2日目を終えるためには、その前段階、すなわち0日目と1日目の準備が欠かせません。
■0日目、1日目の準備を怠らず、2日目を納得して終わろう!
0日目すなわち実務補習前に、使えるサイトを「お気に入り」に入れておくなど、あらかじめ準備をしておきましょう。また、2日目の議論がスムーズにこなせるように、互いの経歴をよく聞いてメンバー個々の強みを把握しましょう。そのためには、自己紹介は手を抜かず、自分の長所を理解してもらうように努めるとともに、メンバーの長所をメモするようにしましょう。
『敵を知り己を知れば百戦危うからず。』とは孫子の言葉です。敵(外部環境やクライアント企業の事情)を知り、己(チームのリソース)を知ること。この2つの情報を早期にしっかりつかんで下さい。以下に、日程ごとの課題を表にして整理してみました。なお、0-1日目、2日目の過ごし方については 別のブログに詳述しましたので、そちらも参考になさって下さい。
0日目-1日目に収集した情報を活かしながら、2日目は妥協せず、クライアントが、そしてチームが笑顔で最終日をむかえるために、納得のいく結論を出してから解散しましょう。
新たな仲間との素敵な出会いと、そして何よりクライアントのハッピーを願ってやみません。頑張って下さい!!!
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