2009年5月8日金曜日

第12回 損益分岐点分析

孫文が、才女を好きやったー感情 日記書く

損益分岐点分析の方法 4つ

損益分岐点の計算は、どの方法で出題されても回答できるようにしておきましょう。

1.勘定科目法: 財務諸表上の勘定科目をそれぞれ固定費と変動費に分けて積算する方法。一番確実だが面倒な方法。

2.二期間比較法: 2期の売上と費用の値から、直線の切片と傾きを逆算して、固定費と変動費率を求める方法。要は二元一次方程式を解いて切片と傾きを求める。

3.スキャッターグラフ法: 横軸を売上高、縦軸を総費用としたグラフ上に、過去の売上高と総費用の実績を散布図(スキャッターグラフ)として記入して、目算で総費用線を引いて、切片(固定費)と傾き(変動費率)を求める方法

4.最小二乗法: 計測データの整理に使われる最小二乗法を使って、総費用線を求めて、固定費と変動費率を求める方法。

直接原価計算: 損益分岐点分析を行うための原価計算方法。これに対して、変動費と固定費を区別しない普通の原価計算方法は全部原価計算という。固定費と変動費に分けることにより、利益目標額から販売額を逆算しやすくなり、販売目標や生産目標を立てやすくなる。

貢献利益(限界利益): 売上高から変動費を引いた額(つまり固定費を引く前の利益)。これがマイナスになると、商品を一個売るたびにお金が減ってゆく状態なので、直ぐに販売をやめたほうがいい。事業自体が赤字だとしても貢献利益がプラスならば、とりあえず設備投資などの固定費にかけたお金を多少は回収できていることになる。

※(2007.9.10追加) 商品別や事業部別に利益への貢献度分析を検証する場合には、「貢献利益」と「限界利益」は区別して使われることがあります。
その場合、「限界利益」=売上高-変動費となります。貢献利益は、この限界利益から
さらに個別固定費を引いた利益、つまり「貢献利益」=「限界利益」-「個別固定費」となります。
つまり、固定費にも個別商品に依存するような費用が含まれている場合、商品別(事業部別)採算性を更に正確に分析するために、固定費を更に「共通固定費」と「(部門毎)個別固定費」に分けて考え、変動費だけを考慮するものを限界利益、変動費+個別固定費で考慮する場合を「貢献利益」と呼びます。(平成18年度の二次試験の第四問でこの区別が問われました。)

0 件のコメント:

コメントを投稿